
素敵なご夫婦が、突然、初めてお店にいらっしゃいまして「カレー屋さんの2周年記念日に持って行く、お祝いの花を作って欲しい」というご注文を頂きました。
ご予算は6,000円。納期は、翌日のお昼前。親しいお店に、ランチタイムに持参なさるようです。
夢中になって作ったら、なんだか面白いものが出来上がったので、舞台裏をご紹介します。

カレー屋さんのカウンターに置く花ということだったので、色もスパイシーなカレー風味がよいかと思い、いろいろご希望を伺っていると、「レゲエがかかっているジャマイカ!な感じのカレー屋」さんとのこと。
ならば、繊細な感じというよりは、元気が出るデザインがよいですね。
この日、店頭に並んでいたオレンジ&黄色の花たちの中からメインの1本を選んで頂いたのですが、巨大なガーベラ「トマホーク」に即決なさいました。すごいインパクトですので。

細い花びらで、ヒマワリのようでもあるガーベラで、大きいこともあってお店でも大人気です。
2本使いましたが、同じサイズだと変化に欠けるので、大ぶりと、中くらいを各1本。そこにチョコレート色のガーベラも足して、まんなかにはこれまた変わった花「モルセラ」。

淡いオレンジのカーネーションや、黄色のソリダコ&フリージア、ひまわりも、ちょうど直売店にあったので使ってみました。
普通のお花屋さんと違って、少量の花をたくさん仕入れているので、こういう変わったアレンジに使える材料もたくさん。50色セットの絵の具とでも表現しましょうか。たくさんあると、アイデアを形にしやすいです。

翌日のお昼前にピックアップにいらっしゃる予定だったので、前夜はここまでつくっておきました。
そして翌朝、仕上げにとりかかります。

カレーつながりで、色合いが似た、アルストロメリア、紅花などなども挿して、間を埋めていきます。

こちらは、ちょいど良いタイミングで仕入れてあった、その名も「ライスフラワー」。米粒のような白い花が沢山ついた花で、バラ並のお値段ですが「ライス大盛り!」ならば、お店で話も弾むかと思いまして、在庫をごっそり使い切りました。

お店の御祝いの花ですので、最後の仕上げは、メッセージ札ですが、普通の四角ではフォーマル過ぎるので、お皿をイメージした丸い形に。うちのデザイナー作。
贈り主さまの名前が不要のカジュアルな贈り物のようであまり目立たなくてもOKな感じだったので、棒で立てずに、花に結んで下げました。

じゃーん、完成です!

上の方がカレー、下の方にライス、そして名札がお皿という「カレーライス」のできあがりです。
予算が5,000〜6,000円の間というご注文だったのですが、楽しくて楽しくて、花代が5,000円+バスケット500円に。実は一番高いのが「ライスフラワー」で全部で1,400円分!高い上に花の量も少ないので割高なのです。
アレンジ料は500円という激安になってしまいましたが、今回はよしとしましょう。受け取りにいらっしゃった旦那さまにも、とても喜んで頂けましたしね。

不思議なことにこの数日前には、ツイッターで、まったく別の人から「カレーをイメージした花のアレンジはできますか?」という質問を頂いていました。偶然なのですが、頭の中にはカレー色のデザインができていたこともあって、うまく作れたのかもしれません。
はなささらでは、お祝いの花は、たまーにご注文を頂くくらいなのですが、キレイで豪華なだけでなくて、お届けした先で話の種になるような、話題になるものをお作りするようにしています。
仕事場も広くなったので、こういうお仕事はもっとやりたいなぁと思う、ポカポカな春の日です。